ニコスの過バライ金相談の裏側教えます!




ニコス(NICOS)は、三菱UFJニコス株式会社の全身である旧・日本信販が提供していたクレジット事業サービスのことです。
旧・日本信販は、当時のクレジット事業の大手であったため、多くの人が利用していた経緯があります。そこで、ニコスの過バライ金返還請求について、詳しく解説し、スピード解決を約束します。

名村法律事務所

【ニコスの過バライ金返還請求の特徴】

ニコスの過バライ金は、複数のニコスブランドカードの中でも、特にNICOSカード・DCカード・マイベスト(ローンカード)などの利用者で発生するケースが多くなっています。ニコスのブランドカードでも利用しているカードによってその年利は異なっているため、当然発生金額も異なっています。また、発生する期間は2007年以前で、対象はキャッシングを利用していた方になります。ショッピング枠の利用ではニコスの過バライ金は発生しません。
ニコスは現在、三菱UFJニコス株式会社が提供しており、資金面においてもメガバンクの三菱UFJ銀行グループであるため安定しています。返還請求への対応は、他のクレジットカード会社と比べても柔軟です。
自分にニコスの過バライ金が発生しているかを知るためには、ニコスに対して取引履歴の開示請求をすることになりますが、クレジットカード会社によっては法律事務所が請求するか、個人的に請求するかによって態度を変えてくるところもあります。しかし、ニコスの場合はどちらが請求してきても同じ書式の取引履歴を開示してくれます。さらに、本来なら請求側が行う引き直し計算も、ニコスの方で計算して開示してくれるという丁寧さです。

【ニコスの過バライ金返還請求の期間と回収率】

返還請求の方法は、裁判なしで進めるか、裁判ありで進めるかの2つのパターンがあり、どちらを選択するかによって、返還率や返還請求~回収までの期間が異なってきます。
過バライ金の返還請求の期間は、完済日から原則10年と決まっています。そのため、2007年以前にニコスと契約し、2007年~2008年頃に完済した方は10年の請求期間が過ぎる時期にきています。過バライ金返還請求の時効が迫っている場合、なるべく早期に解決させる必要があります。このような場合では、裁判なしの返還交渉にて過バライ金返還請求をするようになります。
また、過バライ金返還請求期間に余裕があり、過バライ金の回収率にこだわる(全額返還)場合には、裁判を起こしてニコスに過バライ金返還請求を行うようになります。
スピード解決に努める法律事務所では高回収率・短期間回収が望めます。裁判なし。裁判ありの請求方法における、返還率・回収期間は以下の通りです。
・裁判なし(返還交渉)の場合:返還率~90%、回収期間平均4ヶ月
・裁判あり(返還訴訟)の場合:返還率100%+過バライ金利息分、回収期間平均5ヶ月
この数字は、ニコスへの過バライ金返還請求の実績がある法律事務所の成果であり、依頼する事務所によってその成果は大きく異なってくるため、注意が必要です。

【ニコスの過バライ金返還請求から返還までのスケジュール】

ニコスへ過バライ金請求をしてから実際に返還されるまでのスケジュールを、返還交渉の場合と過バライ金返還訴訟の場合で見ていきましょう。

  • ニコス過バライ金請求裁判なし
  • ニコス過バライ金請求裁判あり

※返還割合… 発生した過バライ金に対して戻ってくる割合
※回収期間… ご依頼からお金が戻ってくるまでの期間
※過払い利息…過バライ金に年5%の遅延損害金を付した場合

①過バライ金返還交渉の場合

1.ニコスへの請求の相談

同日に受任通知(過バライ金請求の依頼を受けた旨)を発送します。受任通知を受けて依頼者の住所・氏名・生年月日・カード番号を照合し、本人確認が取れた時点で過バライ金請求が受理されます。

2.ニコスから取引履歴の開示

受任通知発送から約1ヶ月で、ニコスとの取引履歴を開示します。取引履歴には、カードの種類・取引期間・利率などが記載されている他、引き直し計算をしてその金額も記載してくれます。そのため、引き直し計算のする手間が省けるので、よりスピーディーな請求が行えます。

3.ニコスへ過バライ金の請求書を発送する

法律事務所から過バライ金の金額などを記載した調査結果報告書を受け取り、ニコスへ過バライ金の請求書を発送します。返還方法が既に決まっていれば、1日~2日で請求書を発送することができます。

4.ニコスと返還交渉

依頼を受けた法律事務所が、ニコスと過バライ金に関する和解交渉を行います。双方が過バライ金に関する条件で合意がなされた時点で和解成立となります。

5.ニコスから過バライ金の返還

ニコスとの過バライ金返還交渉から約2ヶ月で、過バライ金が返還され手続きは完了となります。過バライ金請求から返還までの期間は、スピーディーに進めば4ヶ月程度です。

②過バライ金返還訴訟の場合

1.ニコスへの過バライ金請求の相談

同日に受任通知を発送します。ニコスでは、受任通知が届いた時点で本人確認がなされた時点で受理されます。

2.ニコスから取引履歴の開示

受任通知発送から約1ヶ月で、依頼先に引き直し計算済みの取引履歴を開示します。

3.過バライ金返還訴訟提起の通知

ニコスに、過バライ金返還に関する裁判を起こすことを通知します。

4.過バライ金返還の裁判

裁判では、ニコスに対して過バライ金の満額返還+過バライ金にかかる利息分の返還も求めていきます。裁判を行っている場合でも、並行して和解交渉を進めていきます。裁判で勝訴した、または和解交渉で合意がなされると、ニコスから過バライ金が返還されます。ニコスは、和解成立がなされると過バライ金が返還されるまでの期間が短いのが大きな特徴の1つです。

【ニコスの過バライ金返還請求は個人でできる?】

家族に過バライ金請求をすることを知られたくない方も、少なからずいることでしょう。では、個人で過バライ金の請求は行えるのでしょうか?
過バライ金の請求は、ニコスに限らずどの金融業者にも個人的に請求することは可能です。ただし、過バライ金は引き直し計算をして金額を確定させたり、依頼者の返済状況によっては過バライ金の請求期間が変わる可能性があるなど、専門的知識が無いとスムーズな過バライ金請求ができない可能性があります。また、請求先の業者によっては、交渉相手が法律事務所の弁護士や司法書士なのか、それとも個人なのかで姿勢を変えてくる場合があります。
ニコスの場合は、交渉相手がどちらであっても対応はあまり変わらず柔軟ではありますが、あまりにも過バライ金に関する知識が無い方が相手であると、過バライ金の減額を要求してくる可能性もあります。
例えば、ニコスに裁判なしの返還交渉を行った場合、法律事務所に依頼すれば過バライ金満額の60%~90%は返還させることが可能ですが、個人では過バライ金満額の50%~70%程度にとどまってしまいます。過バライ金の額が大きければかなりの差が開くことになります。
こうした理由から、個人で過バライ金請求をするよりも法律事務所に依頼してより満額に近い額の過バライ金を回収する方が良いです。
ニコスへの取引履歴開示請求や引き直し計算については、個人で行うことも可能です。特にニコスの場合は、専門家の請求でもまた個人の請求でも、開示する書式は同一です。個人で取得したい場合には、三菱UFJニコスに直接電話をして、その旨を伝えれば良いです。

【ニコスの取引履歴について】

三菱UFJニコスのホームページには、取引履歴開示請求に関する事項が掲載されており、その取得方法などが掲載されています。
・ニコスの取引履歴の取得方法
1.本人が電話にて取引履歴開示請求を依頼する。
2.ニコスコールセンターにて開示請求を受理し、開示請求書を依頼者宛に送付する。
3.開示請求書が届いたら、必要事項を記入してニコスに送付する。(その際、必要に応じて本人確認の書類も同封する)
4.依頼者からの開示請求書を受け取り、引き直し計算を行った計算書と債権届出書(開示届出書)を同封して、再度依頼者に送付する。
このような流れで取引履歴を取得することができます。

【ニコスの開示回答書の見方】

ニコスから再送されてきた書類には債権届出書(開示届出書)や計算書が同封されており、これを見れば自分に過バライ金が発生しているのかが分かります。
債権届出書には、貸付金・貸付金以外・損害金などの金額が記載されている他、利用者のカード番号・契約日・契約内容などが記載されています。過バライ金が発生している場合には、「貸付金」に「マイナス表示の金額」が記載されています。
個人で請求した場合には、過バライ金の引き直し計算をした状態の計算書が同封されています。計算書の見方は、中央部分の期間・日数・利率が書かれた「利息・損害金」部分と、「残元金」、「約定利率」などをチェックします。約定利率(やくじょうりりつ)とは、依頼者とニコスとの間で取り決められた利率のことです。
二コスの計算書は、利率欄は適正な利率(10万円~100万円は年18%)で表示しており、その利率で計算し直されています。
過バライ金の有無の見方としては、残元金の数字がマイナスで記載されていると過バライ金状況になっていることを示し、それが完済日にもマイナスとなっていると過バライ金が発生しているということになります。
ただし、完済日が10年を過ぎてしまっていると、請求期間を過ぎているということになるため注意が必要です。

【ニコス過バライ金の引き直し計算について】

ニコスの過バライ金については、取引履歴の開示請求をすることで、同時に引き直し計算をした状態で送付してくれるので、個人で計算する必要がありません。
ですが、自分でも過バライ金の引き直し計算の仕方を知っておきたいという方は、インターネットで利用できる無料過バライ金計算ソフトを利用すると、計算ミスをすることなくニコス過バライ金を計算することができます。

ニコスの過バライ金請求で注意すべき点

1.ニコスカードおよびニコスのブランドカードが利用不可になる

ニコスへ過バライ金請求をすると、対象のニコスカードが自動的に解約扱いとなり、その後利用することができなくなります。また、他の種類のニコスブランドカードを使用している場合、同じ三菱UFJニコスのカードとなるため利用ができなくなります。

2.ニコスカードのショッピング枠に借金が残っていると過バライ金と相殺される

ニコスカードのショッピング枠を利用し、現在も返済中で過バライ金請求をした場合、完済できなくなるため発生した過バライ金から相殺されるようになります。なお、ショッピングでの金利は法定利率内となっているため、過バライ金は発生しません。

3.過バライ金請求による信用情報への影響

ニコスの過バライ金を請求したことによる信用情報への影響としては、取引がきちんと終了していれば(借金を完済していれば)たとえ過バライ金請求をしても、信用情報に記載されることはなく影響が出ることはありません。しかし、ショッピング枠を利用し、なおかつ現在も返済中である状況で手続きを行ってしまうと、残債を過バライ金で相殺するために過バライ金請求をしたとみなされる場合があり、信用情報にも影響が出る可能性が高くなります。

4.三菱UFJカードローンを利用している場合

三菱UFJカードローンでは、アコムが保証会社となっている場合が多いですが、中には三菱UFJニコスが保証会社となっているケースがあります。この場合に限り、ニコスに過バライ金請求をするとカードローンの借入がストップされてしまい、返済のみのカードとなってしまう可能性があるため注意が必要です。
また、ニコスのキャッシングでは完済していても、三菱UFJニコスのカードローンを利用している場合には、完済することができなくなり信用情報に影響が出る可能性もあります。

5.ニコスのカードにより取引履歴の開示期間が異なる

ニコスには様々な種類のカードが存在しており、それぞれ開示期間が違っています。これはクレジットカード会社によくある特徴でもありますが、対応が丁寧なニコスでもケースによっては開示できないことがあります。
例えば、ニコスカードの開示期間は1995年1月~、DCカード・UFJカードの開示期間は1992年7月~となっており、それ以前の取引履歴は開示することができません。従って、これらの開示期間以前に取引があった場合には、引き直し計算が行えないためニコスに過バライ金請求ができない可能性が高くなります。

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